2016年6月22日水曜日

マッチ売りの中年、今度は焼きそば病

土俵そば」で焼きそばをたのむと、
ぬか漬けをサービスしてくれる。
これがまた、まさにどまん中な、おいしさ。

長年この商売をしてるのに、店主はまだまだ勉強熱心。
お話しを聞いていると、頭がさがります。

日曜日に仕事をした帰り
いつもの場所に、いつものおんなのこ。
横断歩道をわたった先の建ものの、
なぞの出窓で、この子は
交差点を行きかう車をパトロールしている。
えらいねぇ。
一方我が家では、
ハンカチの木の、花が咲いた。
いつの話?
もうとっくに満開ですけどねぇ。

週末に、うれしいこと、たのしいことがたくさんあったのと
マラソン教室で飛ばしすぎたのと
接待飲み会で誰より飲んでしまったのとで
今日がもう水曜日であることに愕然。

次号の「深川福々」のスタッフリレーコラムは私の番。
発行は来月の中旬なのだけど、はりきって書きました。

2016年6月17日金曜日

「ちゃんこ えびすこ」は夏でもやってます

ぼっちゃんが、またたびをキメていた。
久しぶりのキメ顔である。
私も、ハードなやつをキメたかった。
北海道は松前のするめを頂戴したからだ。

さらに目の前には、いわしのなめろう、きすの天ぷら。
日本酒がいいに決まってる。
ここは「ちゃんこ えびすこ
ちゃんこを食べなくとも、おつまみだけでもOKなこのお店
えびしんじょうとか、だだちゃまめ、大きい焼き鳥も自慢です。
たまに、こっそりおいなりさんなどをサービスしてくれるのだけれど
それがまた、おいなりさん敬遠派もうならせる素朴な味。

大相撲東京場所の初日前夜は、ここでふれ太鼓にも会える。
初日の取組をうたいあげる呼び出しさんのあの声、あの衣裳。
両国に住んでいてよかった、と思う夜。

などと、毎晩飲んで食べてばかりはいられない。
今月は
すいかロードレースがひかえているのだ。
すいかと、とうもろこしのために、走らなければ。(明日からね)

2016年6月16日木曜日

どぉなっちゃってんだよ

湿度が高いせいで、髪がうねうねしてしょうがないので
サロン・ド・こけし」に行きたい!
いや、この際
でもいい!
と、思いつめていたら、
重大なことに気付いた。
お店の名前、つづりがまちがっているではないか。
正しくは
「MOD BARBER こけし」

もう、もう、もう!
(「もう」は牛です)

思えば、20年以上前にも、同様なことをやらかした。

当時、友だちが始めた雑貨屋さんに、と
12か月ぶん×3=つまり3年ぶんの
DM(ポストカード)をつくってプレゼントしようと、その写真をおくったら
「すごくうれしいんだけど・・・つづりがまちがってる」

「アイドルゴシップ」という短い名前なのに
「アイドル」も「ゴシップ」も、まちがえていた。
さすが、へっぽこ大学英文学科を出ただけありますなぁ。

このところ、またペイズリー柄を描いている。
ペイズリーにとりつかれて、
今日はペイズリーシャツに、キウイフルーツを添えて。
(全然合ってない)

2016年6月15日水曜日

「両国図書館」で いろいろにとりつかれる

パンダたち
「あのひと、帰りがおそいですね」

かっぱ
「どうせまた飲んでるんだよ」
赤たこ
「あのひと、お菓子なんて食べないのに、
『お菓子とわたし』って本を読んで、お菓子をつくりたくなったらしいよ」

橙たこ
「だれが食べるんだってはなし」
朝青龍さま
「そのまえは、たまごの本を読んでたまご料理にとりつかれたらしいよ」

だるまちゃん
「ロシアサラダは、失敗したみたい」
ぼっちゃん
「ピクルスブームもまだ続いてるみたいだけど
・・・しっ!帰ってきたみたいだよ」
先日、バーで飲んだウイスキーの水割りがおいしかったので
両国図書館」で、ハイボールを4杯飲んできた。

ここのハイボールも、つくりかたが独特。
上からたらしたウイスキーが、明け方の空のように
グラスを染めていく。

しかし4杯は飲みすぎだった。

お菓子とたまごの本の続きをそれぞれ読み進め
隣りあわせたご婦人と、カラスとカワウとゆりかもめの話。
すいかをごちそうになって、よろめきながら帰宅したら、
家のみんなが、よそよそしい気がした。
かえる
「押し売りのかた、勧誘のかた!
ここに、絶好のカモがいますよ」

2016年6月13日月曜日

なつかしい焼肉と なつかしいまち

子どものころ、焼肉といえば
タレのついていない肉を焼いて
好きなタレにつけて、食べるものだった。

おさななじみが連れていってくれた焼肉屋さんは
その、タレのついていない肉の焼けるにおいでいっぱい。
なつかしいにおいを嗅いだとたん
むかしから好きだったそのまちが
あらたな気持ちでまた、好きになった。
その次に連れていってくれたバーでは
ザ・両国」のグラスに、マスター独自の黄金比率の
シングルモルトや、スコッチの水割り。
(「ザ・両国」は切らしていたのだ)

おつまみは、すべてマスターお手製で
どれもおいしいウイスキーにぴったりだった。
お話しもたのしくて、おさななじみとふたり、当然飲みすぎた。
留守をまもってくれたにいさんは
聞いたことのない、あかちゃんのような声で
「おかえりなさい」
と、迎えてくれた。

2016年6月7日火曜日

梅雨入り前日の奇跡

梅雨入り前には、奇跡が起きるものなのか。
ひさかたぶりのコースを走っていたら
あおさぎ先生とその生徒たちが
せわしく動いているところに、出くわした。

マニアにはたまらない、
あおさぎとしらさぎの、コラボレーション。
時間つぶしのために入った「喫茶ニャーゴ」で
すごくきれいな写真の写真展をしていた。

写真には興味がないのに
めずらしくぐっときたので、その写真が載っている本を購入した。

在廊していた写真家にサインをしてもらっている間
横顔を見たら、ものすごい好みのかっこいいひとだった。

「ライブハウスねんね」の専属ベーシストに次ぐ
ひさびさの大ヒットだ!
梅雨入り前には、いろいろと奇跡が起きるものだ。

知り合ったばかりのすてきな古書店で、来月あたり
ねまちのマッチを置いてくださるとのこと。
なんというしあわせ。
ふと万年床を見ると
ぼっちゃんが、まくらを使って、ふつうに寝ていた。

梅雨入り前には、いろいろと奇跡が起きるものだ。
なにが奇跡だ!

2016年6月3日金曜日

「オロロン書房」で読書を

いまだかつてないほど大量に、ほしい本を手に入れたのは
春になってすぐのこと。
ただ挿絵が気に入っただけで、ながめる用のはずだった
40年くらい前の、ピクルスの本。
ピクルスは好きだけれど、つくることに興味はなかった。
それなのに、ながめているうちに、つくりたくてたまらなくなり
つくってしまったではないか。

何冊もの、むかしの銀座の本は
「銀座百点」とあわせて読むと、いっそうおもしろい。
いつの世も、筆者が銀座の変わりようをなげいているのも、おもしろい。

オロロン書房」は、かように、思ってもみなかった興味を引き出してくれる。
その場で読むもよし、
咲いたばかりのジャスミンの香りを吸いこみながら、窓辺で読むもよし。
もうじき、くちなしの花も開きそうだよ。