2016年12月15日木曜日

愛護週間

早朝ジョグの際に通る、とある家。
この家の軒先には犬小屋があり、
私が通る時間帯に、犬は、いない。
リードと、首輪が残されているので、
家の中で、家族とねむっているのだろう。

ある朝ここに、ちいさな看板が立てかけてあった。

「マロンちゃん愛護週間」
と、チョークで書かれていた。

たいそうかわいがられている、マロンちゃんなる子は
どんな子だろう、
と、なんとなく犬小屋をのぞきこんだら、


ばつの悪そうな顔をした、ねこと目が合った。
夜の間は、ここで寝てるんです、
と目を伏せたので、
いいと思うよ、と頷いて、マロン邸をあとにした。
この季節、安全であたたかいところを探すのは、大変だろうなぁ。


ところかわって
朝暗いうちから、こわもての大男たちが働くガレージ。
このあたりに数年前から、ちょびひげの、痩せたねこがいて、
雪の早朝ジョグのときなど、その姿に胸を痛めていた。

しかし
ある晴れた朝、ガレージの外に、ねこハウスが干してあるのを発見。
ガレージをのぞいたら、ねこのごはんや、お水も置いてあった。

そして
市販のねこハウスが、手製のねこハウスになり
手製の風よけが一枚、また一枚と増えて
今ではねこたちに大人気の、ねこマンションとなった。
クリスマスは、「ニャーニャーホテル」で過ごすことができる
お天気だと、いいねえ。

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